地唄の歌詞
高砂

高砂やこの浦舟に帆をあげて 月もろともに出で潮の 浪の淡路の島影や 遠く鳴尾の沖過ぎて はや住江につきにけり はや住江につきにけり

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地唄の歌詞
夕顔

住むは誰 訪いてやみんとたそがれに 寄する車のおとずれも 絶えてゆかしき中垣の 隙間もとめて垣間見や かざす扇にたきしめし 空だき物の ほのぼのと 主は白露光を添えて いとど栄えある夕顔の 花に結びし仮寝の夢も 覚めて身 […]

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地唄の歌詞
黒髪

黒髪の 結ぼれたる 思いには 解けて寝た夜の 枕とて 独り寝る夜の仇枕 袖は片敷く妻じゃと云うて 愚痴な女子の心も知らで しんと更けたる鐘の声 昨夜の夢の今朝覚めて 床し懐かしやるせなや 積もると知らで積もる白雪

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地唄の歌詞
菊の露

鳥の声 鐘の音さえ身にしみて 思い出すほど涙が先へ 落ちて流るる妹背の川を と渡る船の楫だにたえて 甲斐もなき世と恨みて過ぐる 思わじな 逢うは別れといえども愚痴に 庭の小菊のその名に愛でて 昼は眺めて暮しもしょうが 夜 […]

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地唄の歌詞
梅にも春

 梅にも春の色添えて 若水汲みか車井戸  音もせわしき鳥追いや 朝日に繁き人影を もしやと思う恋の慾 遠音神楽や数取りの 待つ辻占や鼠啼き 逢うて嬉しき酒機嫌 (濃い茶が出来たらあがりゃんせ) 

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地唄の歌詞
秋の夜

秋の夜  秋の夜は 長いものとはまん丸な 月見ぬ人の心かも 更けて待てども来ぬ人の 訪る者は鐘ばかり 数うる指も寝つ起きつ わしゃ照らされているわいな 

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地唄の歌詞
滝づくし

滝づくし 雲井にさらす布引きの 滝つ瀬も越す 五月雨に いずれあやめか 顔佳花 引く手あまたの身なれども いなにはあらぬ有馬山 西にも名のみ揚巻や 鼓の滝のその音は 絶えずとうたり 翁が滝の 面や箕面 裏見なる それは東 […]

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ONE POINT LESSON
地唄舞普及協会HPをリニューアル

地唄舞普及協会HPをリニューアル致しました。 今後とも、どうぞよろしくお願いします。 一般社団法人 地唄舞普及協会 〒108-0074 東京都港区高輪4-4-2 電話番号 080-3933-8731

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