黒髪の 結ぼれたる 思いには 解けて寝た夜の 枕とて 独り寝る夜の仇枕 袖は片敷く妻じゃと云うて 愚痴な女子の…
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鳥の声 鐘の音さえ身にしみて 思い出すほど涙が先へ 落ちて流るる妹背の川を と渡る船の楫だにたえて 甲斐もなき…
梅にも春の色添えて 若水汲みか車井戸 音もせわしき鳥追いや 朝日に繁き人影を もしやと思う恋の慾 遠音神楽…