瀬田の橋

歌詞

瀬田の橋

瀬田の橋から石山参り 見たり聞いたり蛍狩りじゃといな

松に月さん 湖水深いじゃないかいな 唐崎の夜の雨

矢橋の帰帆 堅田落雁三井晩鐘 比良の暮雪がちらちらと 膳所のお城は見事じゃえ

松葉たばこのもと敵討ち 見たり問うたりするのじゃないといな

松のくらいに しゃれた紙衣じゃないかいな 三味からのことじゃわえ 三味からのことじゃわえ 弾いてみくさりくさるを見るような 

三味からのことじゃいな

弾いてみくさりくさるをみるような

解説

作詞作曲者不詳 上方端唄

近江八景を唄った前半。後半は、近松門左衛門の「こもち(漢字一文字)山姥」二段目の坂田時行と八重桐との出会いを唄ったもの。松葉

たばこは青松葉から作った煙草の代用品で当時はやった。

参考資料

日本舞踊曲集成